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2006年9月 3日 (日)

映画『グエルム』

<ネタバレあります>

韓国映画『グエルム』見ました。池袋HUMAX4で、14時からの時間ギリギリでしたがほぼ満員。

ネタバレありますが、ご容赦を。

なかなかでしたね。其にしても韓国のこの監督ポン・ジュノは凄い。第一作の『吠える犬は咬まない』を国際映画祭で見たときからのファン。この作品でもテンポのいいユーモアがとても印象的。出てくる人物が自分たちにスゴく近いのですね。だからあ〜あるあると身近な漫画を読んでいるように笑ってしまう。けれども作品に貫くテーマはかなりブラック&シリアス。

次の『殺人の追憶』では更にテーマはシリアスサスペンス。なのに途中、途中で日常の笑いが入る。其によってよりサスペンスが深まってくる。

この『グエルム』もサスペンス怪獣映画でありながら途中で笑いが入る。主人公はどうしようもない父親。川原の横で売店をやっているが客に売るゲソも食べてしまう。一人娘ヒョンソには可愛くて甘やかす。川原の様子がおかしいと思い川を覗いて川にビールを投げていたりすると突然、怪物が河原の人々を襲いだす。この描写がすごい。見事なCG。すごいリアルなクリーチヤ。でも観たことがあるような。これはパトレイバーで出てきた、廃棄物13号だ。たぶん日本の漫画が好きな監督なのでこの映画の想を得た原点で在ることは間違いない。しかしこの後の展開はさすが社会派。娘が怪物に捕まり、対岸で呑み込まれしまう。 悲しみにくれて隔離された病院に娘から携帯電話に掛かってくる。警察に、医者に話すが誰も信じない。 何処かにいる娘を探しに病院を抜け出す。この辺の話は何かウルトラQ、ウルトラマンシリーズ辺りであったような? 間違いなくここから戦って行くのは社会も加わる。

下水溝に閉じ込められた娘の姿も時々でてくるのだが、ここもすごい。

他の人は死んでいて、怪物は食べものをここにストックしておくのだ。しかも食べ終わると口から骨がざくざくと吐き出される。わぁ~こわ。

この怪物との戦いと娘の運命はさすがに映画を見て欲しい。明らかに、日本の漫画、テレビをパクっているのだが、それを以上に混乱の中に一個人を誰が助けてくれるのか?見事なテーマを持ちえている。火炎瓶をぶつけるあたり、やはり怪物自体も社会なのかと思ってしまう。

主人公のソン・ガンホ。この役者も「シュリ」の片割れの刑事から日本でも有名。やはり「殺人の追憶」の演技同様にダメ人間が変わっていく姿を見事に演じ切っている。

主人公の妹役のぺ・ドゥナ。これも以前リンダ・リンダ・リンダで書いたけれど、「ほえる犬は咬まない」のキュートな犬を助けようと、団地中を走りまくる売店の女の子。

この二人はパク・チャヌクの「復讐者に憐れみを」で共演している。

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秘密情報機関OPの特殊諜報員ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)は相次ぐ要員暗殺事件の捜査中、情報提供予定者であった部機密売商が射殺される事件によって、北朝鮮の特殊8軍団が介入していることを知る。 [続きを読む]

受信: 2006年11月 8日 (水) 11時09分

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