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2006年12月11日 (月)

映画 4thメディアに申し込みおもうこと。通信業界について

みゅうは、引っ越してから4thメディアのビデオオンデマンドを契約してしまった。

フレッツマンションタイプで、フレッツに掛かる月額料金も安くなったところで、その分をこの契約料に回そうと考えたのです。

OCNシアター(NTTコミュニケーションズ)や、オンデマンドTV(NTT西日本?)が一般的に有名であるが、プロバイダが一括で支払いOKなのが、4thメディア(NTT東日本?)なので、こちらにしました。

しかし、契約して見るまでの労力は並大抵ではない。スカパーや、WOWOWのように、デコーダをセットしてOK!というものではなく、すごく面倒くさい!!

よっぽど見たい!とおもう人でなければ、ダメなのでは?

なぜなら、まず

①NTT東にフレッツドットネットを加入。(これはネットから。)

②プロバイダ経由で4Thメディアに加入。

③NTT東日本にチューナを注文。(月額500円だって!!!もしくは買取。)

④チューナーが届いてからセッティング。NTT東のフレッツアクセスNOが必要。

⑤ようやく見れます。

まあ、どこの会社も同じみたい。普通は①~②で挫折してしまいます。

なぜ、こんなバラバラなことをしなければならないのか?

これには通信業界の皮肉な因縁と言わざる得ない。意外にこの通信業界の推移と連動していて複雑だけどいろんなドラマが詰まっていて面白い。

通信業界誌の日経コミュニケーションによると、

NTT関連は家までの線についてはNTT東。だけれど法律で映像配信の事業はできないとのこと。つまり映像配信事業は他の会社(プロバイダ、映像配信事業者等)でしかできないそうだ。つまり事業の水平分割。これでは、家までの線とNWを持ち、さらにプロバイダ事業を一手に擁しているYAHOOソフトバンクや、KDDIの方が加入者は申し込み易いのではないか?

そもそもNTT内でもNTT東と、NTTコミュニケーションズは仲が悪いらしく、NTTコミュニケーションズが擁するOCNに頼ることはあまりせず、独自で系列会社であるぷららを持っている。そこがさらに出資してできた会社が4THメディアとのこと。

NTTコミュニケーションズは加入者線をNTT東西のフレッツに頼らず、別の電気通信事業者の線を使っていたりする。

NTTグループもこれでは、共倒れとおもい、プロバイダ事業はぷらら、そしてgooをNTTコミュニケーションズへ統合したそうだ。しかし家までの線はNTT東日本のまま。

加入者線からプロバイダを持つ、ソフトバンクや、KDDIがいいかというと、そうでもない。満足度がすごく低いのだ。

ソフトバンクや、KDDIの光は、自分たちで光の線を引くのではなく、NTTから設備を借りているのである。そのためプロバイダに接続する装置の設備投資を抑える為に大量に集約するのである。つまりあらかじめ混みあってしまうように設計している。大量に集約するからある意味安くなるのである。

ちょっと話しがずれるが、かわいそうなのは、NTT東西。いくら儲からないところだといっても、全国同額で光ケーブルを敷設しなければならない。つまり都会だろうが、田舎だろうが申し込みがあれば、敷設する義務として法律で決まっている。しかもソフトバンクや、KDDIに貸すための設備を投資しなければならない。この負担はちょっと酷いしかわいそう。

つまりNTT東西は他の事業者を育てるために、過酷な投資を強いられているのようなのです。

その他の事業者を育てるためにと、言っているのは政治家および総務省(旧郵政省)の官僚。かれらは、NTTを東西、および市外のコミュニケーションズに分割させ、体力を弱らせて他の事業者を伸ばすのが健全な通信業界を発展させることに繋がっていく。といっている。これによってソフトバンクが大きく伸びてきたのです。いまでは、ソフトバンクグループの方がはるかに営業利益は大きい。

NTTグループは総務省に対して、光の線を貸している事業者みんなで加入者の光までの線を引く会社を一緒につくり、公平に出資しましょうと提案しているらしい。

大きく反対しているのは、ソフトバンク。

ソフトバンクがそういうのも当然といえば当然。使う分だけ借りる方が効率がいいから。

この辺は政治(旧郵政省、現総務省)が絡んでいるそうです。いろんな利権があるのでしょう。(まあこの辺は言明できませんが・・・・あくまで想像です)

とはいってもNTT東西はまだ全国隅々まで多くの設備を有しそれを運用していくことが法律で課せられているため、顧客の満足度はやはり高い。おいしい都会は根こそぎソフトバンクや、KDDIに取られているが、地方でのブランド力がある。でもそろそろ限界が近づいてきている。

こうしたNTTの体力の低下が、先般のip電話(ひかり電話ビジネス)の長い間の故障を引き起こしているのです。これがおそらくNTTグループの悲鳴ですね。

話しが大きくずれてしまいましたが、4thメディアのコンテンツを見るまでには、ちょっとバラバラを申し込みが発生するのは国の政策なのですね。

まあ、それはいいとして・・・。

新しく引っ越した場所にはたいしたビデオレンタル屋がないんです。TUTAYAも一駅向こう。それもあって4THメディアに申し込んだわけですが、最初に書いたような玄人の僕でも面倒な契約を済ませ、涙ぐましい努力のもとやっとコンテンツをみることができました。

そこでよかった点と不便な点をまとめて見ましょう。

<よかった点>

①ビデオ屋に行かなくていい。借りに返しにいかなくていい。雨の日でも家のテレビで好きな映画が見れる。

<不便な点>

①コンテンツが少ない。いい作品もあるのだが、僕にはちょっと物足りない。約5000本有しているとのことだが、基本的には2万本くらいあるビデオレンタル屋の方が系統的に見れる。ふだんそんなに映画を見ない人には、新作がない。ビデオよりも遅い。というより見ることができないほうが多いかも。

②期限が短い。旧作も新作も2日しか見ることができない。

③途中から見ることができない。作品の途中を検索することができない。しかもビデオよりも不便。

④だれにでも使えるようにしているかもしれないが、作品選びをする画面がちゃち過ぎる。

といった感想がありますね。

もっともっと便利になればいいのに。

①②に関してはまだまだ著作権の権利が整理されていないみたいだし、映像配信業界が既存の映画事業者には認められていないみたいですね。だから映画業界は自分を守るために、いい作品を早くだすことができない。

新しい作品を早く出すためには、製作から投資して権利を得なければならないのですが、そうも行かないみたいですね。体力がない。

既存の映画業界は自分のことで精一杯なのですね。現状に満足しているので歩み寄る姿勢がないみたいです。つまり映画は映画館でみるもの。

ビデオは売れるからいいけれど、配信はまだまだ市場が小さい。なぜなら通信業界が上記のようなありさまだから、映像配信の権利を整理することなど、ただの労力でしかなく、政治、官僚はだれも手をつけないのですね。つまり権利が整理されている既存の業界が一番強いのですね。

まあいつか、この辺を整理する人ができて、いいようにまわってくれれば我々映画ファンにも家庭で話題の映画がいち早く見れるようになるのですけどね。

なにしろ技術的には、現在は③④のような不満があるが、市場が活性化すれば決して今の技術で充分に対応できる。

つまりできるのに、やれないというのが、この業界の現在なのかな。

きょうは多少長くなったけれど、4THメディアを実際に契約してみておもった通信業界のいさかいがこんなところに影響しているかとおもいました。

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