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2007年1月21日 (日)

映画 「ディパーテッド」

ユナイテッドシネマとしまえんで見ました。

もともとの香港映画の「インファナル・アフェアー」がとても好きなので、見てしまいました。

簡単な感想からしますと、上記の作品を見ていない人には面白いと思います。

でも、上記の作品を見ているとちょっと長~いかなって思ってしまいます。

基本的な映画の話しはほとんど同じで、インファナル・アフェア映画でトニーレオンが掛かる女医が、アンディ・ラウにも絡んでしまうっといったところ。

まあ、確か「インファナル・アフェアⅢ 終局無間」では女医が両方に絡んでいたような気もするが。

両作品は共に出来がいい。ハリウッドらしく大きく作っているし、香港映画らしく凄く緊迫感がある。

個人の好みの問題だが、香港版の方が情緒がありますね。CDショップでトニーと、アンディ・ラウがどのアンプがいいとかいっているシーンがとても好きですから。

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映画「火星のカノン」

4Thメディアでなにかやっていないかと検索していたら、「火星のカノン」という映画がやっていたので、見ることにした。

「火星のカノン」の監督さんは風間志織さんといいます。この人は知る人ぞ知る女流監督さんなのです。

確か18歳(高校3年生在学中!!!)の時に「0×0(ゼロカケルコトノゼロ)」という自主映画を作りぴあフィルムフェスティバルに出品し、なみいるセミプロの人たちを抑えて、第一回ぴあスカラシップをとった人なのです。

このぴあスカラシップというのは・・・まあ、下記のURLを見てください。

http://www.pia.co.jp/pff/scholarship/index.html

いまだからわかる監督さんがチラホラといるでしょ。(「悪夢探偵」の塚本晋也や、「ウォーターボーイズ」の矢口史靖、「フラガール」で今年の賞を総なめの李相日、等等)

しかし後にも先にも現役高校生が受賞というのはないみたいです。

野球でいえば、早稲田実業の斉藤や、駒大苫小牧の田中みたいなものですね。(いいたとえではないですね・・・・)

といっても、スカラシップ以降で作った映画は、わずか4本。その風間志織さんは現在どうやって食べているでしょうか?と普通の疑問がわきます。結構、イラスト等もかける人なのでそれでなんとかやっているのでしょうかね。

まあ、知り合いでもなんでもないので余計なお世話ですね(笑)

映画はとてもいいです。しずかな映画で、カメラはいつもFIX。ズームもなし。淡々と物語が進んでいきます。

火曜日にしか会えない、妻も子供いる公平(小日向)と絹子(久野)との不倫カップル。そして、絹子の以前の職場の後輩の女性、聖(中村麻美)。この人たちが織り成す人間関係が思い切り面白い。

<ネタばれしてますので、注意ですよ。>

絹子に執拗に「別れてください。不倫はよくありません!」といさめる聖。ある夜に絹子が「なんでそんなにしつこくするの」のような台詞を言ったあと聖が絹子のことを好きとわかってしまう。そんな聖に向かって「気持ちわるい」の一言を残して去っていく。

すごい残酷なシーンだ。

また、ラスト「これからずっといっしょだよ」と公平と抱き合っている夢を見て、なきながら起きてしまう。そばにいた聖が「なにかあったの?いやな夢でもみたの?」と聞くと、「いいえ。とても幸せな夢をみたの。」と絹子が答える。

これもものすごく残酷だ。

とても台詞が大切に生かされていて、なんいもない風景だけれど、とても綺麗に、丁寧に撮っているのが女性らしい。

とくに大きな修羅場があるわけでないのだが、すごくリアルなところがまたすごい。

(まあ、みゅうは結婚しているわけではないので、リアルにはわからないですが(笑))

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2007年1月17日 (水)

映画検定受験!! 1級合格

とりあえず合格通知来ました。

昨年末、引っ越したので、前住所から転送されてきました。

嬉しいことは、嬉しいけれど・・・。たぶん問題集をやればみんな合格できるだろうな。

なんてマイナスに考えないで、前向きで行きたいと思います。

なにしろありがたいことです。

点数は62点でした。なんか79点満点なので、83%くらいのできみたいですね。

全59問なので、52問くらいの正解かな。つまり間違えは7問かな。

20070116まあ、2級合格のときの方が嬉しいといえば嬉しいけれど、、、

いかん、いかん、前向きに考えましょう。

合格の番号も切れがいいです。(画面上は見えませんが)

もう受験できないのがさみしいような。ほっとしたような。

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2007年1月 8日 (月)

映画 「亀も空を飛ぶ」

<ネタバレがありますので、ご注意を!!>

前記の「我が故郷の歌」と同じイランのクルド人のゴバディ監督の最新作。

この映画の衝撃はまだ、心に突き刺さっている。

舞台はアメリカ軍がイラクに侵攻する直前のクルディスタンの村。そこの子供サテライトが主人公。サテライトは便利屋みたいなもので、いろんなものを調達してくる子供だ。武器まで調達してくる。いくつものアンテナを立て、テレビを受信しようとする。テレビはなかなか写らない。写っても、英語がわかる人がだれもいない。これから何がおきるのか。早くアメリカはこないのか?

そしてこのサテライトは、地雷を子供たちで除去して、その地雷を国連関連のところに売りに行く元締めもやっている。子供たちの中には、地雷によって足がなくなった人、怪我をしている人もいる。しかし子供たちは元気に地雷をとっている。それに的確な指示を、しっかり出し、みんなからとても慕われているサテライト。

この村ではこれが現実だ。こうしないとサテライト少年含む孤児たちは生きていけない。

その村にある3人の兄弟がくる。一番は上の兄は、両腕がない。妹はとても可愛いが笑うことをしない。さらに目がみえない赤ちゃんがいる。

妹が気になっていくサテライト。しかしその両腕のない兄はこのトラックは不吉だという。するとトラックが突然爆発する。この兄には予知能力があることをサテライトは知る。

そんなある日、その兄が「これから戦争が始まる」という。サテライトは、村中の人を避難させる放送を村中にながす。そして子供たちだけで、迎え撃つ準備をする。しかしそんな中妹は、イラク人に襲われた過去を思い出す。

この少女は思いもかけない行動をする。赤ちゃんを地雷源においてけぼりにするのだ。

サテライトは、この赤ちゃんを助けようと、必死に地雷源にいく。動こうとする赤ちゃんをなだめつつ、近くによっていく。しかし赤ちゃんは目が見えない。必死になだめるサテライト。しかし赤ちゃんが泣いて動こうとした瞬間・・・・・・。

これ以上はとても書けない。なぜ少女はこの赤ちゃんを置き去りにしたのか、この赤ちゃんの運命と、少女の運命、そして予知能力があり二人の運命をわかりつつ、両腕がなくなにもできない兄。これがとてもせつな過ぎる。その中で必死にもがくサテライト。

ラストはアメリカ軍がやってくる。あれだけ待ち望んだアメリカ軍が。しかしそれは全てが終わった後だった。サテライトは呆然と立ちつくだけ。

しかし、我々はいろんなところで、イラク戦争については、映像をみているのだが、これは所詮我々側からの映像だけだったのかな。と、この映画を見て思う。クルド人の映画でクルド人の苦しみというのを、いや戦争、紛争の悲しみ、悲惨さ、もてあそばれる運命を見させられる。

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映画 「我が故郷の歌」

新文芸座で見ました。<<ネタばれが含まれていますのでご注意を!!>>

この映画背景がわからないと難しいかもしれません。クルド人って知っていますか?

僕が知ったのは、確かフセインがイラク内にいるクルド人を化学兵器で何万人だかを虐殺したとニュースでよくでていましたね。

クルド人というのは、国家を持たない少数民族でとくに中東にいる民族みたいですね。

イランとイラクには多くいるそうです。イラン・イラク戦争の時にイラク側にいるクルド人たちがイラン側に加担するような動きがあったとのこと。それに怒ったフセインが虐殺をしたということですね。たくさんの難民が生まれたのですね。

この映画の主人公はかなり有名なクルド人老歌手。音楽は凄くイスラムな感じ。イラン側に住んでいるが、イランでは、女性が歌を歌っててはいけないとのことで、ずいぶん前に妻がイラク側へ駆け落ちしてしまった。

その妻から助けて欲しい(かな?)との連絡があり、中年に差し掛かった息子二人を強引に連れてイラクへと向かう。その旅がいろいろとあって面白い。みんなクルド人の人たちはこの老歌手を知らない人はいないみたい。イラクから逃げてきたイラン側の難民キャンプでは、息子たちと子供たちとドンちゃん、ドンちゃん歌いまくる。しかし飛行機の爆音は相変わらず。イラク側に行く前に盗賊に会い、足であったサイドカーのバイクも取られてしまう。

音楽だけでなく、文化の違いを凄く感じます。一夫多妻制もそのひとつ。老歌手の息子もミュージシャンであるが、キャンプにつくたびに女にいいよる。しかもその息子は7人の妻に14人の子供がいるが、全て女だそうだ。どうしても男が欲しいらしい。

イラク側に入ると様相が異なってくる。イラン側は岩と砂、さんさんと光る太陽ばかりであったが、イラク側に入るなり雪景色となってくる。

そしていきなりいままでいたキャンプが爆破されたり、雪景色のなかで化学兵器で誰もいなくなった街を目撃することになる。そしてかつての妻は・・・

ラストの老歌手が幼子を背に抱え雪山を歩きながら、イラン、イラクの国境鉄条網を越えていく姿は心に残る。

彼とともに、イラン、イラクのクルド人の姿を初めて目にした僕はかなりの衝撃を受けた。

そしてその衝撃はさらに「亀も空を飛ぶ」で更に大きくなっていく。

この監督は、1968年生まれというから、まだ30代(ギリギリ)の監督さん。ストーリテリング、群集の使いかた(みんな素人?!)すごくうまい。

実はこの映画2回目であるが、1回目は東京国際映画祭でコンペティション上映でした。しかし事前にどこかの映画祭に出品していたとして、受賞対象からはずされたのでした。そのとき来日するはずだったこの監督はショックのあまりいくことができません。とても東京国際映画祭にいき世界にこの映画とイラン・イラクのクルド人の状況を伝えたかった・・・とかなり悲痛な手紙を事務局の人が読んでいたのが印象的でした。

ちなみに「シティ・オブ・ゴット」「藍色青春(大門)」も同映画祭に同年に出品していたがこれも別の映画祭で受賞していたらしく、コンペ対象外になってしまった作品。こちらの監督はさすがラテンの血が流れているらしく笑って質疑応答に答えていました。この年の東京国際映画祭のコンペは凄くレベルが高く、あとあと活躍する監督がでていて、まあ見ていてレベルの高さには興奮したのですが、賞とは関係がないという複雑な後味を残しました。

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2007年1月 7日 (日)

映画 傑作なのに知られていない傑作映画2 「赤ちゃん泥棒」

「バートン・フィンク」、「ミラーズ・クロッシング」のジョエル&イーサン・コーエン兄弟の映画で、「赤ちゃん泥棒」を紹介します。

とくに知られていない映画というわけでもないと思いますが、ニコラス・ケイジ、ホリーハンターが主演で、すごく面白いのに、みんな見ようとしない。

これは、なぜか?個人的見解からすれば一重に題名が悪いからだと思います。僕も深夜のテレビでたまたま見なければ、とても映画館に行ってみようとは思わないし、ビデオを借りようともせず、パッケージの前を素通りするだけでした。

これが本当に面白い。

ある泥棒常習犯のニコラス・ケイジと、婦人警官で犯人の写真を撮るホリーハンターが、何回も写真を撮っていると、お互い愛するようになり、結婚する。しかし、子供が欲しいができない。医者に行ってみると子供ができにくい体とのこと。二人が悲しみにくれているとき、大金持ちの家具屋に五つ子が生まれたというニュースが流れる。彼らは、そのうちの一人を奪いにいく、というところで、「Razing Arizona」とタイトルがやっと流れる。

このタイトルに行くまでもすごくテンポがいい。ワンカット2秒から3秒のシーンをバンバンと切り返し、カントリーミュージック風の音楽とニコラス・ケイジナレーションが流れる。

この作品をはじめて見たときには、このファーストシーンだけでやられた。これも個人的な見解ですが、いい映画は大抵ファーストシーンがどんな形でもひきつけられる。

それが大きく感じられるファーストシーンの展開でした。

その後は、盗んできた赤ちゃん、そして脱獄してきたニコラス・ケイジのかつての仲間(ジョン・グッドマンの異常ぶりがすばらしい!!)が強盗に巻き込まれたり、ニコラス・ケイジの上司との絡みなどすごく笑える。

にも関わらずすごいのは、縦横無尽に駆け抜けるカメラワーク。どうやって撮影したのか、と思えるカットばかり。手持ちのスティディカムをバリバリに使い、なおかつクレーンでの移動撮影。そこで巻き起こる銀行強盗、赤ちゃん強奪、スピーディな展開にうまく相乗してる。しかも、スピーディなのに、赤ちゃんの無垢さがなんともいえない。

ラストも落ちがあり、すぐれたペーソスを持っている。

こんなに面白いのに、なぜあまり知られていないか?やはり題名かな。

といってもいい題名が僕には思いつかないが。

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屋上庭園

屋上庭園

そこから見える屋上庭園の木々の葉が、風にさいなむ時に、君は声を上げて泣いてしまった。寒い風は体に悪いのに、また此処に居なければならない。

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