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2007年1月 8日 (月)

映画 「亀も空を飛ぶ」

<ネタバレがありますので、ご注意を!!>

前記の「我が故郷の歌」と同じイランのクルド人のゴバディ監督の最新作。

この映画の衝撃はまだ、心に突き刺さっている。

舞台はアメリカ軍がイラクに侵攻する直前のクルディスタンの村。そこの子供サテライトが主人公。サテライトは便利屋みたいなもので、いろんなものを調達してくる子供だ。武器まで調達してくる。いくつものアンテナを立て、テレビを受信しようとする。テレビはなかなか写らない。写っても、英語がわかる人がだれもいない。これから何がおきるのか。早くアメリカはこないのか?

そしてこのサテライトは、地雷を子供たちで除去して、その地雷を国連関連のところに売りに行く元締めもやっている。子供たちの中には、地雷によって足がなくなった人、怪我をしている人もいる。しかし子供たちは元気に地雷をとっている。それに的確な指示を、しっかり出し、みんなからとても慕われているサテライト。

この村ではこれが現実だ。こうしないとサテライト少年含む孤児たちは生きていけない。

その村にある3人の兄弟がくる。一番は上の兄は、両腕がない。妹はとても可愛いが笑うことをしない。さらに目がみえない赤ちゃんがいる。

妹が気になっていくサテライト。しかしその両腕のない兄はこのトラックは不吉だという。するとトラックが突然爆発する。この兄には予知能力があることをサテライトは知る。

そんなある日、その兄が「これから戦争が始まる」という。サテライトは、村中の人を避難させる放送を村中にながす。そして子供たちだけで、迎え撃つ準備をする。しかしそんな中妹は、イラク人に襲われた過去を思い出す。

この少女は思いもかけない行動をする。赤ちゃんを地雷源においてけぼりにするのだ。

サテライトは、この赤ちゃんを助けようと、必死に地雷源にいく。動こうとする赤ちゃんをなだめつつ、近くによっていく。しかし赤ちゃんは目が見えない。必死になだめるサテライト。しかし赤ちゃんが泣いて動こうとした瞬間・・・・・・。

これ以上はとても書けない。なぜ少女はこの赤ちゃんを置き去りにしたのか、この赤ちゃんの運命と、少女の運命、そして予知能力があり二人の運命をわかりつつ、両腕がなくなにもできない兄。これがとてもせつな過ぎる。その中で必死にもがくサテライト。

ラストはアメリカ軍がやってくる。あれだけ待ち望んだアメリカ軍が。しかしそれは全てが終わった後だった。サテライトは呆然と立ちつくだけ。

しかし、我々はいろんなところで、イラク戦争については、映像をみているのだが、これは所詮我々側からの映像だけだったのかな。と、この映画を見て思う。クルド人の映画でクルド人の苦しみというのを、いや戦争、紛争の悲しみ、悲惨さ、もてあそばれる運命を見させられる。

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