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2007年3月19日 (月)

映画 「叫」

渋谷シネマライズで見ました。お客は半分くらい埋まっていました。

<ネタばれがありますので注意>

黒沢清は昔から大好きで、特に好きなのは、「CURE」「回路」「ドッペルゲンガー」「アカルイミライ」「人間合格」あたりかな。

この人はすごい作家性を持っている。どこのシーンを見ても、これは黒沢清だ!ってわかりますもんね。こんな映画監督はあまりいませんね。日本だと塚本晋也監督あたりですかね。

とはいえ、どうも苦手な作品もあります。「大いなる幻影」とか「地獄の警備員」。ちょっと微妙な「カリスマ」。心配な監督さんでもあります。(昨年のLOFTは見ていないですが。)

さて、今回は制作しているときから、「幽霊のでる[CURE」をつくる」と言っていた。幽霊のでてくるCUREってどうなの?と思いました。やはりなにも出てこないから、「CURE」は恐ろしい程の緊張感がでてくるのでしょ。なにもでてこないから、×の記しがこわいのでしょ。

と、一抹の不安を抱えていました。

見た限りでは、う~ん。どうでしょ。

出だしは、刑事が殺人の夢を見る。東京の湾岸地帯での空地だ。しかし刑事として次の日殺人現場に来ている自分がいた。証拠も探せる。自分の服のボタンが取れていて、それを殺人現場から見つける。

このあたりは、なかなかいい。あと、唐突の地震のシーンなんかは、ちょっとドキドキさせられる。このあたりで気になるのが、伊原剛史が主役の役所宏司の同僚で、ため口をきいているところ。二人はずいぶん年が離れているのでは。(ちがかったら、ごめんなさい。)

いやいや、残念なのが、やはり葉月が出てきてからの幽霊のシーンかな。

はっきりわからないほうがいいのにな。なんて思っていました。

話は割とおもしろい。やがて、別の殺人がおこなわれ、さらに別の殺人も発生し、それは海の水で窒息させるという、全く同じ方法で殺されていたのだけれど、全く関係ない。先の読めなさは、なるほど「CURE」に通じているかな。

湾岸での殺人の原因はなんなのか?どうして顔に海の水をつけて殺そうとするのか。

すでに憑かれている役所は、どうなるのか。どうして自分の恋人を殺していないのか。

などの疑問がたくさんありますが、このあたりは、なかなか面白い。

なんせ、葉月が出てこなければよかったんだけどな。

これならば、前にみた「催眠」の菅野美穂のほうがよっぽど怖い。

そんな映画でした。次に期待します。

ただ、まったく関係ないのですが、先日私も東京ビックサイトから帰ってくるときに、いつもなら、臨海副都心線に乗るのですが、たまたま、船着場の方に来てしまったので、久し振りに、船に乗って日の出桟橋で浜松町経由で帰宅しました。

その時の船で見たときには役所が見ていた風景のいくつかを見かけました。

その光景は「作るでもない、壊すわけでもない場所」というのがぴったりだなと思いますね。

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受信: 2007年3月19日 (月) 14時11分

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