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2007年4月 1日 (日)

映画 「檸檬のころ」 気恥ずかしい映画

池袋シネマ・ロサで見てきました。レイトショーということもあり、なんと観客は8人!!!

この映画館も、思い出がいくつかありますね。確か2000年前ぐらいまでは、名画座でいろんな名画をやっていたと思います。そこでいろんな作品をみた覚えがありますね。映画館もロサ1.2となっているが、そのころは、ロサ、セレサの2館で名画座をがんばっていましたね。椅子もすごく良くなって、音も良くなっているけれど、たたずまいは昔のままです。

さて、最近これ!!っていうみたいものがない。なにか見に行こうと思ったのですが、見たいのがないというのは寂しいものです。でもあまり映画が見に行く機会が減ったいま、何を見に行こうかと、悩んだ結果この作品にしてしまいました。

理由は3点、監督が岩田ユキ。この人はたしか最近のPFFで賞をとった人が監督だったから。また、「カナリア」で共演していた谷村美月と、石田法嗣が再共演しているから。ポスターがよかったら。

それにしても、この映画は、みていて気恥ずかしくなるような初々しさがでている。これで成功しているといってもいいでしょう。びっくりしたのが、栄倉奈々という女の子がすごく綺麗だったこと。

高校生の夏から卒業までを、本当にベタに描いたストーリ。原作があるらしいけれど知りませんでした。新進の24歳の学生時代から小説で賞を取っている人らしいですね。

げた箱、教室に一人、窓から覗く校庭、高校野球、屋上、夏の青空、昼寝、電車、リップクリーム、男の子、女の子、ロック、ときめき、花火、ノート、友達に嫉妬、川、才能、高台、夕日、文化祭、模擬店、体育館、ステージ、受験、合格、不合格、自転車、別れ、電車、旅立ち

ざっと、こんな感じです。これであたなが思いつくストーリを頭でおもえばこの映画が出来上がります。

これは、悪い意味で言っているわけではないのですが、まあ高校生の青春の甘酸っぱさがなにしろテンコ盛りなのですね。

たぶんオールロケーションだとおもうのですが、栃木の田舎の風景がとてもいいです。まるでさわやかな風を感じるくらい。しかもすごく丁寧に撮影しているので、とてもきれいでした。とても新人監督さんとは思えないほどのしっかりした取り方ですごく自然でした。

岩井俊二と篠田カメラマンコンビがとったような美しい感覚なのです。それ加えて、栄倉奈々の美しさ。谷村美月のかわいさが冴えていました。

ストーリの中でわからなかったのは、西(石田法嗣)と加奈(栄倉奈々)のカラミですね。電車の中で、すごい緊張感で、二人の間にはなにかあったな、と思ったのですが、なんのことかわからない。中学生の頃は、お互い好きあっていたみたいだが、今は西だけの片思いになってしまって気まずいということなのか。ただ、メインのストーリではないのです。佐々木君(柄本)と加奈のストーリと、白田(谷村)と辻村(平河地一丁目)のストーリの2本が柱になっているが、西のストーリだけが浮いている。

題名にもあるが、檸檬のリップクリームを西に加奈がつけてあげるという、中学生ならではの間接キスの話も面白く、そのリップクリームを加奈が電車で忘れて西が密かに拾い持っているというのもいい話であり、卒業まじかに電車の中で加奈にあい、リップクリームを返すというストーリが入っているのだが、前の二つのストーリが成功しているだけに、どうも浮いてしまっている。それだけがきになってしまう。

まあ、私の年にはすこし気恥ずかしい映画でした。岩田ユキの新作にも期待したいと思います。おそらくここに出ている、栄倉奈々、江本、谷村、石田、平川地はみんなのびると思いますね。

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