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2008年8月30日 (土)

都会の森2

都会の森2
青い空が写る雫に透かして、君を見てていた。
やがて風が吹き雫は、地面に落ちた 。

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2008年8月24日 (日)

映画「ダークナイト」 傑作!! 善と悪の二面性

<<ネタばれ注意です>>

これはびっくりした、今年最高レベルの映画でした。

クリストファー・ノーランといえば「メメント」が記憶に残っております。その後確かもう一本期待して観た映画ありましたが、期待はずれだったのを覚えているだけで、映画名も忘れた。アルパチーノが眠れないやつ。それから記憶から消え去ったのですが、いろいろなところで「ダークナイト」の評判がいいので、見てみたのですが、個人的には今年ナンバー1、少なくともベスト10に入る映画でしょう。

脚本というか、ストーリーテリングがいい。そして世界観もいい。完全な狂った悪ジョーカーを演じるヒース・レジャーがいい、というか本当に怖い。あとは爆弾、爆弾、爆発、爆発、爆爆発、とだんだん規模が大きくなって怖くなる。

冒頭は、いきなり銀行強盗から始まる。どうやらヤバい組織が絡んでいる銀行のようだ。このあたりのテンポがすごくいい。最後は爆発だ。

そしてバットマンとまるで政治家のような判事にやられっぱなしの犯罪組織にジョーカーは自分を売り込んでいく。「私がバットマンを片付けよう。そのかわり組織の資産の半分をいただく。」という。そんな馬鹿げたことは、といっているのだが、次第にジョーカーのペースになる。

そのうちにジョーカは「バットマンよ、でてこい。そしてマスクを脱げ。でないと一日一人づつ殺していくぞ。とテレビ放送で呼びかける。世論もバットマンには懐疑的であり、バットマンをだせ!ということになる。そこで光の騎士といわれる判事は、「自分こそがバットマンだ!」といいだす。

わざと警察に捕まったジョーカーは、バットマンの恋人であり、さらに光の騎士の判事の婚約者であった女と、判事をさらい、それぞれ別の場所に時限爆弾と一緒にセット。即座にバットマンはどちらかに行かなければいけないが、選択をしたのは判事のほうだった。判事は間一髪でたすけたものの、顔半分が溶けてしまった。さらに「なぜ女を助けなかったのか?」とバットマンを責める。

そのころバットマンが助けに行っている間にジョーカーは警察を爆破して、逃げ出す。

さらにヒートアップして総合病院に爆弾を仕掛けたといい、判事のいる病院を爆発する。その前に顔が半分とけた判事を、復讐するということから、みごとに悪の道へ変貌させる。

そうして町全体を掌握したように、街を恐怖のどん底に落とし込む橋を落とす、さらにトンネルを爆破するといって市民を釘づけにしてしまう。人々はフェリーで逃げようとするが、二艘のフェリーには、それぞれ爆弾が積まれていた。片方には、危険を避けるため刑務所の囚人が全員乗船していたのであった。どちらかを爆破するのを自分たちで選べという・・・・。

そんなストーリの中、「おれは、お前を殺さない。なぜならば、お前がいて俺が大きくなるのだから。お前も俺を殺せない。お前も俺がいるから成り立っているのだから」という。

う~ん。これは奥深い。二極対極の二人は実は光と影である。よくあるテーマなのだが、実にうまく演出しているし、物語の中に溶け込んでいる。またその象徴するように、あの正義漢に燃えた判事が、愛憎の末に悪へと変わっていくのである。

そしてラストが泣かせる。これもどこかの西部劇でみた風景。男泣きに泣いてしまう。定番なのに・・・(ちなみにみゅうは泣いてしまった。)

この監督こんなに職人的に感動させる監督だったのか・・・・と思ってしまうほど感心してしまうカッコいいラスト。

「ダークナイト」というのは、すっかり「night」つまり夜だと思っていたのだけれど「knight」騎士のことだったのですね。

ちょっと、バットマンって日本人にあまりなじめてないし、宣伝でもダークな印象が大きいのでこれはあまり、興業成績はあまりよくないでしょうね。(個人的な感覚ですが。)

しかしこの映画、ビデオが出てくる頃には、口コミで広がって絶対ビデオは売れるでしょう。

最後にPS,.ゲイリーオールドマンを久々に見てみたけれど、結構落ち着いたね。絶対ヒースレジャーを超えるような恐ろしい演技ができるようなきがするのに。

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2008年8月12日 (火)

テレビドラマ「橋の上においでよ」

さて、昨日「シークレット・ワルツ」を書いていて堤真一がいい役をやっていたな~。そういえば堤真一を僕がはじめて見たのはいつだったかと、思いを巡らせていたところ、1987年のNHKドラマ「橋の上においでよ」を思い出しました。

土曜日のNHKのドラマは見逃せませんね。昔から、今に至るまでいろんな作品がありました。その中でやはりNHKドラマらしいNHKドラマを作る第一人者といえば田向正健です。この人のドラマは社会的に考えさせられ、しかも人の奥底にある心を揺さぶるような感動を与えてくれる。

その田向正健作で当時流行りだした「テレクラ」を題材にしたものであり、しかも「伽耶子のために」で主演していた南果歩がテレビドラマにでる!というのを知って見たのです。

堤真一は、テレクラに通う浪人生役。

テレクラでアポを取り、待ち合わせは大阪戎橋の上。女の子とデートできたのだが、その時に聞いた話は嘘で会うことができなくなったのだが・・・・

脇を固める役者もいい。同じようにテレクラで遊ぶ男に柴田恭平、さらに石田くみ。

人の人に対する虚構と真実、人の本当の姿とは何か。を求めていく堤真一。いろんな事が起きたのちに、実は故郷には17の時に生んだ子供が故郷にいると真実を話だす南果歩。しかしそれだけでは信じることができない堤真一は南果歩を故郷(富山)につれていく。

ラスト近くに、南果歩の故郷に帰ったときに起こった体の変化に、南果歩と一緒に見る者は心をうち震わせられる。そして蜃気楼を二人で見る。蜃気楼は有名だが、ここで見るのはめずらしいと南果歩はいう。

ラストさらに、堤真一に衝撃がおとづれる。

本当に現代の焦燥感、虚構から、真実を求めていこうとする姿に私たちも感情を見事に移入します。

この年のテレビドラマで賞をいくつかとっていたと思います。

蛇足ながら、当時の芸能ニュースではこのドラマをきっかけに堤真一と南果歩は一時期付き合っていたとのことです。(まあどうでもいいですけどね)

このドラマは今は川口にあるNHKアーカイブセンターに行けば、視聴コーナーで見ることができます。NHKも久々に再放送してくれればいいのに。

堤真一もすごく若かったし、初々しかったです。この人今後伸びるだろなと思っていましたら、あらまあ今では。

何しろ堤真一というとまずは、このドラマを思い出してしまいました。

堤真一といって忘れられないドラマは、実はもう一本あります。「問題の教師」です。これは民放でした。これはまた別の機会に。

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傑作なのに知られていたない映画 「シークレット・ワルツ」 どこにいったの野火明?!

あまり知られていない作品のシリーズ「傑作なのに知られていない映画」を久々に書いてみたいと思います。

まあ、なぜ書く気分になったかといいますと「夕凪の街 桜の国」という映画をみたからです。その中に伊崎充則が出ていたからです。この人最近でてこないな~、見ないな~と思っていたのですが夕凪の街 桜の国で久々に見て、元気にやっているじゃないか!と思い、最後に彼の主演で印象に残った、映画もしくはテレビドラマがなんだったけな?と思い、記憶をまさぐっていたところ、この作品「シークレット・ワルツ」を思い出しました。

といっても映画は、もう12年前に公開されております。

さてまずはこの映画の監督さんについて。私は12年前に

「この野火明は、日本映画を担う人になる」と思うほど才能があると思っていましたが、この「シークレット・ワルツ」以降はOVAでちょっと見たことがあるような気がしただけで、その後はぷっつりとみないですね。

野火 明さんっていう人は、かつて深夜番組でやっていた「えびぞり巨匠天国」という映像クリエイタもしくは将来の映画監督や映像作家を発掘しようという番組があり、その中で「ゾンビスープ」という作品を出品しております。この「ゾンビスープ」は、3分とはいえ、作品に対して世界観があり、かなりおもしろいペーソスに満ちた映画でした。

この番組もすぐに終わり、この番組に出ていた人達はどうなったのかな?と思っていたとき、何年か後にビジネスジャンプの自主映画コンクール(だったけな?)でグランプリを受賞した「ダイヤモンドの月」というのが15分くらいの作品を偶然ビデオに録画してあり(たぶん別の番組を録画している予定が間違えて)じっくり見たのですが、恐ろしく完成度が高い作品でした。この「ダイヤモンドの月」というのがオフシアターのコンクールで賞を取りまくり、ついにツイハークの目にとまり、一般映画を撮ることになった作品がこの「シークレット・ワルツ」です。

とってもナーバスで、異常な世界で、とても美しい映画でした。

主演は、これもあまり見ることがなくなった石堂夏央、その血のつながらない弟に伊崎充則、二人と出会うヤクザのヒットマンに当時沈んでいた堤真一、さらに脇を固めるヤクザに高田純次(シリアスな役を見たのはこれが最初で最後だが、かなり渋くて良かった!)その親分に佐藤充。

物語は恐らくPTSDを抱えた姉と、その姉と共に車から盗み等で暮らしていて、さらに姉に姉以上の感情を持つ弟の姉弟を中心に話が繰り広げられる。

ある日瀕死のヒットマンを助けたことから、姉弟の関係が崩れ始める。弟はヒットマンにあこがれ、ヒットマンに弟子入りし、姉はヒットマンと寝る。しかしそのことを知った弟は、ヤクザの扱う、薬に女医とともに溺れる。ヤクザの若頭はそんな弟を助ける。ヤクザの親分は姉の中にある異常性(男と寝ると無意識に男を殺そうとする)に歓喜を覚える。

弟は、若頭、ヒットマンと行動を共にするが、その行動は親分を裏切りであった。親分に内緒で中国のマフィアと直接手を組み自らを大きくしようと企んでいた。しかし今度は若頭の方が薬でおかしくなってしまう。おかしくなってしまった揚げ句、手を組もうとしていたマフィアの親分を殺してしまう。自らも、ヒットマン、弟、姉と共に裏切りと破滅に向かっていく・・・

私が覚えているだけのストーリーですが、この映画の見所はいくつもあります。

まず、まるで初期の北野映画のような冷徹なバイオレンス。ものすごい緊張感。

なのにどこかワンシーン、ワンシーンが写真のようにスタイリッシュなセンス。これは最後の銃撃戦を見てもそうだが、本当に綺麗です。

途中、弟が薬中毒になり、若頭が独房に閉じこめ毒抜きをしている時も、弟の腕のみが独房の窓見扉からでてきて「薬ををくれ!」と腕だけで騒いでる姿も忘れられません。

たぶん薬中毒のシーンが多くでてくるので(しかも未成年!)なにか圧力がかかったのでは?(そんなことはないですね。)

役者にしても前にも書いたがこれだけシリアスな高田純次も見たことがない。

しかも当時ちょっと沈んでいた(?僕が勝手に思う)堤真一が、この年「弾丸ランナー」とともに浮き上がってくる直前の映画であること。そして石堂夏央、伊崎充則をあまり見なくなった作品としてとても印象深い。(まあそれよりも本当に映画がいい)

最後に野火明はどうしているのでしょうか?新作がまったく聞いていないけれど。一般映画は無理なのかな?

何しろ早く次回作が見たい監督の一人です。

映画もこのビデオ、DVD全盛の時代で、基本的に見ることができなく、そして再び見てみたいと思う映画です。

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2008年8月 3日 (日)

映画「スカイクロラ」 戦闘機「震電」復活!

別に僕はミニタリーマニアではないですが、日本海軍が起死回生を狙って製作していた前翼型戦闘機「震電」を知っている人はいますか。

前翼型とは、前に水平尾翼、後ろに主翼があり、後ろのプロペラで推進する。こうすると風圧も受けにくく、さらに前に大きな機銃を簡単に載せることができる。(発振機とつけてプロペラに同期を合わせて機銃を発射することは不要となる)さらに後ろの大きな推進式プロペラで時速700キロを簡単に超えることが可能となる。なんのために作っていたのかというとこれは、速い速度で機銃が大きく、大型機を落とすためにはとていい条件がそろっているのです。つまりB29を空中で落とそうと思っていたのです。まあ欠点として後ろのプロペラがあるので、着陸時足が長くて難しい、操縦性が難しいと課題もあったそうです。

この前衛的、芸術的とさえ思える当時の技術を結晶した「震電」は、8月3日に試作機にて初飛行をして、終戦になり、活躍することはなかった。最高速度も出す前に、アメリカにとられてなるものかと、設計図も、機体も壊してしまったとのこと。この前翼型推進プロペラでは世界では成功することがなかったのですから、当時の日本の技術設計陣は世界でも誇るべきチャレジャーだったのですね。

まあ、僕も形に魅せられて小さいころプラモデルを作ったことがありました。

その「震電」そっくりな戦闘機がびっくり、「スカイクロラ」にでてくるのです。

まあ、どう考えても、この戦闘機があんな小回りはできないだろう。と思っていたのですが、おそろしく小回りが利く。これは映画かな。なんて思ってしまいます。

この戦闘機以外は映画としては、なんとも、描写が冗長。

とても感情移入ができない登場人物たち。

あまりに違う世界だから?。

ただ戦いつづけるって、どうゆうこと。戦うことが仕事の人。それ以外では死ぬことはない。

父としてのティーチャー。彼を超えないと自分たちに新しいものが見えてこない。

いや、彼におとされるから、輪廻はこの狭い世界で回っていくのだろう。

さらにもう一回見ておかないといけないと思います。

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映画「崖の上のポニョ」 子供たちが映画館ではしゃいでいました。

<<ネタばれ注意です。ネタばれが記載されていますので、まだ見ていない人は読まないようにしてください>>

ヴェネチア行きが決まった、この映画。いやがおうにも、期待が募ります。

ところが、ヴェネチア行きが決まる前に、私が職場の人たちに、直接質問する形式で、「崖の上のポニョ」「スカイクロラ」について定性調査アンケートをしました。(別に昼食をしているときの話題だっただけですがね。(^^;>)

「崖の上のポニョ」は見に行くの?と聞くと、「いや、ちょっといい。」との回答。つづいて「スカイクロラ」は知っているか?と聞くと「知らない」もしくは「目覚ましテレビでちょっとやっていたような気がするけど、あまり興味がない。」

あれれ、ではなぜ「崖の上のポニョ」はいかないの?と聞くと。「ガキっぽいから。」とのこと。子供がいる人は「まあ、子供といくのはいいかな」とのこと。「スカイクロラ」に関しては全く興味がないとのこと。

つづいて、宮崎アニメは好きではないのか?と聞くと「いやそうではない。ただ、今回のはデートで、または友達と見に行く作品ではない」とのこと。また、押井守を知っているか?と聞くと「知らない」とのこと。監督ではジェームズキャメロン、タランティーノ、作品では「マトリックス」に影響を与えた人だと説明すると「え~えっ、そうなんだ。すごいね。」と言われたので、「そんな監督なので、全世界が新作を待っているのだよ」と言うと、「すごいけど、あまり興味ないもん。」と言われたのです。

これは、私の職場で実際に昼食をしているときに聞いた定性的なアンケートですが、ごく一般的な反応としてとらえられるような気がします。内訳は男2(うち既婚1) 女2(うち既婚1) 全員30代前半

なんという国だ!!。こうやって日本の宝を失っていくのだ!、と嘆いている僕を一緒にいた4人の男女はかわいそうな目で見ていました。

まあ、そんなにあつくは語らなかったのですが、ちょっとさみしい。

実際に僕が「崖の上のポニョ」を見たのは、公開初日。ワーナーマイカルとうぶねりま。夜の会にも関わらず、満員でした。19:20開始終りが21:30頃でもほとんどが子連れの親子ばかりがびっくり。

みんな何時にねているのかな?私が小さいころは20:00に消灯だったのに。

しかし、20代から30代のカップルもしくはそれ以上の人たちがすごく少ない気がする。「相棒」を抜いて、最大ヒットになれるか少し微妙なきがする。

映画が始まったけれど、ガキどもがうるさい。まあ、この映画の場合には合っているかな。

映画の内容はもういいですよね。いろんなところに出てきているから。絵的に気になったのは、人間への変化の途中のポニョが3本の指になっているところ。このあたりは、人権団体は大丈夫なのかな。(まあプロがつくっているから大丈夫ですよね。)

映画の中の世界観は今までと変わらない。すごくとてつもなく大きくて、すごく日常的。だれも考えていないところ、もしくはみんな少しは考えているけれど、その範囲を大きく超えているところが、宮崎アニメの特徴だろう。だからみんなその世界にゆったり入りきることができるのだ。

悪役は一切いない。違う世界で生きることの覚悟を問う形で物語が進む。

すこし何かが物足りない。なにかすっきりしない。この先ポニョが生きていくことができるのか。覚悟だけで生き続けることができるのか。

もしかすると、このことも言いたかったのか。

などといろいろ考えてしまう。

しかもそんなことを考えなくても、びっくりするような映像に、子供たちはきゃっきゃとしていました。いつかこんな子供たちも、僕が幼少のころ、「どうぶつ宝島」を見たときに覚えた興奮を持っていてくれたらいいなと思います。

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