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2009年7月26日 (日)

「嗚呼 満蒙開拓団」 浮き彫りにされた隠れた歴史

岩波ホールでみました。

岩波ホールは本当に久々ですが、きれいですね。本当に。トイレ、床までピカピカです。手入れがすごく行き届いています。手抜きがないですね。

そんな岩波ホールで見たのですが、この映画は今作られてよかったと思いました。僕はこの映画を見た動機としては、①祖父が戦争前に家族を置いて一回満州に行っていたことがある。②日本ドキュメンタリー巨匠の羽田澄子の作品だから。③1Q84にちょっとだけ満州の話がでていた。④最近、仕事で大連の話がよくある(行ったことはないが)

それにしても、歴史の中に隠れた真実を浮き彫りにした価値あるドキュメンタリーですね。僕自身は戦後の満州で何があったというのは、ソ連が日ソ不可侵条約を破って攻めてきた。人々は慌てて日本に帰った。でも帰れなかった人は残留孤児になった。と漠然としか知らない。しかもそれはホンの一部であったということも。

この映画の最初は残留孤児の保障をめぐる裁判から始まる。そしてそこで知った方正という場所に日本人公墓があるとのこと。その日本人公墓へのツアーがあることを知り羽田さんが参加するところから始まる。

そもそも、なぜそこに日本人公墓があるのか。そこの場所で一体なにがあったのか?ツアー参加者の人へのインタビューでどんどん浮き彫りにされてくる。ソ連軍に追われた日本人たちは、日本に帰るためにまず、方正という町に避難民となって集まってくる。そこには川があり、満州鉄道の駅のハルピンの近くであった為である。しかしそこではいつ帰れるとも分からず、混乱し国からも見放され、餓えと寒さで、多くの人が死んでいく。そして大きな穴を掘り、100m四方に何重にも重なった死体を三回に渡って焼いていたのだ。しかもそこに来る間にも、子供が多い家族は小さい子供を親の手で殺し、または川を渡るときに流され、その様は地獄だったと語る。

日本人公墓は、残留していた松田さんという人が、後日中国の人に世話になっているときに、その家の畑を作るため土を掘ると、日本人の骨がたくさん出てきて、中国の役人に墓を造ってほしいと頼んだとのこと。

侵略されて恨みを持っている中国が、そんなことをしないのではと思うのだが、時の主席周恩来が「日本軍、日本政府は残虐なことを中国は被害者だ。しかし中国に来た日本人民も日本政府による被害者だ。」として松田さんの意見を取り入れ、日本人公墓をつくることになる。のちに文化大革命のとき、松田さんは日本人公墓を作ったとしてスパイ容疑で死刑の予定になってしまったが、やはり周恩来は覚えていて、「松田さんをすぐに開放するように。」と役人に伝え松田さんは解放されたという。

しかし、残された日本人の姿もカメラは克明にとらえる。長野の田舎からソ連国境の近い場所に来て開拓をして、ソ連軍が攻めてくる時に、みんなで逃避行を1か月かけて行い、ついた場所が先ほどの地獄の方正の町だったのでした。そこで中国人養父にもらわれ、戦後30年を経て日本に戻ったが、戻っても日本人になれなかった。

その人が住んでいた満州の地は、カメラで見ると本当に地の果て、という場所なのだと思った。

そんな知らない歴史の一面。置き去りにされた日本人に対する中国人の想い。政府は憎むが人を憎まずというのは、本当に温情がある。それに引き換え、そんな歴史に翻弄された人々を日本政府はなんら措置を講じようとしないらしい。

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映画 「クローズ・ゼロⅡ」「ドロップ」 三軒茶屋に青春戻る。

三軒茶屋シネマにて見ました。

とりえあず、三軒茶屋シネマいいですね!

高校生の時からですから25年以上前から行っているのですが、(といっても何年かに一回ですが!!)昔と少しも変わらないのがいい。椅子とかも新しくなっているのかもしれないけれど、昔の椅子ですね。男性トイレの丸見えも昔のまま、というより扉が無くなって、さらに丸見えですね。上映のポイントも昔のままですが、ぜひぜひ頑張ってほしいですね。となりの映劇も頑張ってほしいですね。

僕が高校生の時には、映劇は玉川通りに面したところにあり、今の映劇はセントラルといっていてポルノ映画を中心にやっていましたね。通っている高校が世田谷の千歳烏山にあったので、途中の下高井戸から世田谷線に乗って、授業をサボって、映画を見に行っていたような気がします。もう働いていましたが、旧映劇の最後の日は行ってきましたね。たしかスティーブンセガールの「アウトフォージャスティス」かなにかがやっていたような気がしたけれど、違うかな?ただ映劇が無くなった時は寂しい気持ちがいっぱいでした。以来セントラルが映劇になり、名画座専門になり、よくもっているものです。

さて、そんな高校を思い出させる場所で、青春まただ中の映画を見てしまいました。「クローズゼロ」はいいですね。ただ、どう見てもみんな高校生じゃないじゃん。

「ドロップ」も本当に同じタイプの映画でした。こちらは品川ヒロシが監督をやっているというのが、意外でしたが、なかなか面白かったです。でもこれ一本でないでしょうか。

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映画 「クローズ・ゼロⅡ」「ドロップ」

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2009年7月12日 (日)

白い塔

白い塔
空は地に沈み、海は天に流れ込む。でも、知らぬ振りをして、皆歩いている。

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2009年7月 5日 (日)

レインボーブリッヂは歩ける

レインボーブリッヂは歩ける
知りませんでした。ただし初めて歩いて分かったのですが、高くて怖い。なおかつ長く遠い。歩道の隣には通常の車専用の道路があり、車がバンバン飛ばしているので空気が悪い。しかし、眺めは最高です!!

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