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2009年9月 1日 (火)

備忘 8月下旬 「闇の子供たち」「オリオン座からの招待状」

最近映画館に行っていません・・・・。

もしかして、大きな大きな変化があるかもしれないので。

まあ、家で映画をみるのもいいか。WOWOWやテレビで気軽に録画したものをみる。

でも、夏休みの宿題は終わらない。

「闇の子供たち」<ネタばれ注意ですよ>

こちらは、「血と骨」の原作者のタイでの臓器売買を扱った映画ということ以外は知らなかったけれど、見ているとかなり厚い映画だと思え、阪本監督の映画だったのか、ということで納得。それならばこのレベルは間違いないかな。臓器売買だけでなく、児童売春、エイズ、タイでのボランティア活動等の話が盛りだくさん。しかしテーマは、弱いものにとって平和な世の中とは、といったごく単純でいて難しいものに、あえて挑戦している。

この映画、子供を扱っているが、見る人によってはかなり目をそむけたくなるような映画です。結構ストレートな表現にはびっくり。あくまでも現実から目をそむけてはいけない、リアリズムを基本としたのだろう。いろんな批判はあるかもしれないが、この姿勢と勇気には拍手を送りたい。私としては、親から児童買春宿に売りとばらされ、エイズになった子供がゴミに袋に入れられて、ゴミの中に捨てられて、なんとか自力で実家に帰っり、でも外に格子の小屋を建てられ、その中であえなく死んで、小屋ごと燃やされるシーンが心に残る。

また最後に今まで出てきた、児童暴行癖のある外国人がオールスターで捕まっているところはさすがに笑みがこぼれてしまった。まあ気持の問題ですよね。それにしても、宮崎あおいの前半部分の青臭いボランティアを演じた演技と、子供のためにと考えている佐藤浩一、客観的に取材しようとする江口洋介、自分の子供を守りたい墨田ユキのスパーク的な演技はとても厚みあり、見ごたえあり。

ラストの江口の、あれ、そうだったの・・というのは、もっと前に判ってもいいのではないかとも思います。また、児童虐待の新聞の真ん中に、鏡があり、そこに妻夫木と豊原が映るシーンは、誰でもこうなるんだぞ、となんとも象徴的。まあ原作を読んでみたくなったので、今度読んでみます。

「オリオン座から招待状」

一昨年の東京国際映画祭で見ましたが、再度BSJで放送がやっていたので、見てしまいました。

とても丁寧なのですね。映画館のセットがすごく素晴らしい。自然光のような光が、白いブラウスの宮沢りえに、照っているだけで映画だな、って思ってしまう。

話はどこにでもあるような、ニューシネマパラダイスのような、それでいて一途な愛の映画でした。

それにしてもどうやっても、あの時代で映画館が生き続けられないでしょう。PINKもかけなかったというから。名画座だけではなかなか難しいでしょう。そのあたりはちょっとリアルさが足りなかったと思う。

でも、音楽、画調、役者さん、台詞、みんなとても好きです。一番でもないけれど、とても心に残ります。

監督はあの、伝説のNKHテレビドラマ「安寿子の靴」「匂いガラス」「雨月の使者」の演出家の三枝健起ですね。途中、宮沢りえが主人の骨を持って欄干のない木の橋は「もどり橋」に出てきた橋ですね。とてもなつかしいです。そういえば「もどり橋」に出ていた樋口可南子も出演しています。

宮沢りえとは、「緑の果て」を最初に「青春牡丹灯籠」と題名をわすれたけれど、シーボルトの娘のドラマ、そして大河ドラマの「太平記」で、三枝監督と一緒です。樋口可南子とは「もどり橋」「冬の魔術師」で三枝監督と一緒です。

まあ、つぎの三枝監督の映画を楽しみにしております。久々に唐十郎と作らないかな。

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