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2011年10月24日 (月)

第24回東京国際映画祭 孤独な惑星 鏡は嘘をつかない

なぜか、一層と盛り上がりが見せない東京国際映画祭。会場もなぜか六本木とシャンテシネの二手に分かれてやっていたり。映画祭の上の方の人たちにやる気を感じさせてくれない。この映画祭もしかしたらもう役割が終わってしまったのではないだろうか?

カンヌに追いつけとがんばっていた徳間時代、不況の中アジアの映画の拾い出してきたここ10年。もうコンペティションにもアジアの風にも興味が僕自身もなくなってきてしまった。

ファンの中でも離れていった人がいるのではないか?このままでは、なんとなく、来年とわいずとももうすぐ、映画祭そのものが無くなってしまうのでは、と思います。

そんな中アジアの風の2本を見てきました。一本目は「孤独な惑星」

こちらイスラエルの映画ですが、なぜかロシアロケ。戦争の最中に狼とともに2年暮らしたひとシベリアに渡って探しだす、ドキュメンタリーロードムービー。

見つけ出すまでは、なんとなくコメディタッチになっているが、見つけ出した後の話がすごい。これ実在の真実の人の話のインタビューというからびっくり。

ポーランドのユダヤ人の少年がドイツ兵から逃げるために、森の中を逃げ回っていくうちに自給自足の生活に狼が傍によってきて、獲物を分け与えていた。しかし捕まったのは、ロシア。シベリアにつれていかれたが、故郷に戻っても誰もいない廃墟しかなく、ユダヤ人墓地に言っても証明するのは、裸にされてから。この時に言った彼の言葉が、印象的。

「狼とともに自然に生きた方がよかった。その方が、人と接するより幸せだった。」

二本目は、「鏡は嘘をつかない」

インドネシアの映画ということで、まったく期待していなかったが、素晴らしい映画だった。

海上生活をして、海の幸を生活の糧とする人々。その中で主人公の少女は、行方不明の父を鏡占いによって探し出そうするが、全く駄目。それでも父が帰ってくることを信じている。そんな彼女の母は、一人小さな漁で生活を切り盛りするが、ある日イルカの研究者を下宿させることになり、、ほのかの思いをイルカ研究者によせる。

とても海がきれい。子供たちの演技の自然で違和感がない。リアルな映画であるが、ちょっとだけファンタジック。シナリオもうまいし、自然のとらえ方がとてもうまい。25歳の女性が作ったいうからびっくり。なにしろ完成度が高い。質問でだれも触れなかったが、3.11の日本の津波の映像がでてくる。海を神として海からの恵みで生きている彼らにとって衝撃的な出来事であったようだ。

なかなかこれは、将来の巨匠を見つけた気分ですね。

来週もまた何本か見る予定ですが、なかなか難しいかもしれない。

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