2008年5月12日 (月)

人狼 マトリックス むかし好きだった人

題名でよくわからないことを書いてしまいましたが、今回は映画にまつわる私的な話です。この前に書いた中で「人狼」が出てきたのでつい、思いだしてしまったのです。

もう何年も前の話だったけれど、僕は同僚の友達から女の人を紹介されたことがある。その前にも、後にも紹介されたことがあるけれど大抵その場で終わりでした。(おせじでもいい人はあまりいなかった。)

当時若かった(でもないが・・)僕は、とっても話やすく、いやみな人でもなく、明るくて僕好みの人だったので、とてもうれしかった。が、それで逆に緊張してしまった。つまり表面だけの話しかできなかった。(まあ最初はそうだよね。誰でも!)

ただ彼女の方も僕のことを気に入ってくれていて、僕が映画好きだということをわかったみたいで、では最初に映画を見に行こう、ということになった。

僕の好きなジャンルでデートを選んでくれたので、僕は彼女に対して何が見たいか好きな映画を選んでいいよと聞くと、いくつか出て、彼女の選択で最終的にマトリックスにいくことになった。この時に僕は、彼女は映画好きな僕に気をつかっていると思っていたのでした。

彼女とは、本当にその映画を見て、お茶しただけだった。他の友達とみんなで飲みに行ったりしたが、なぜか付き合うことをしなかった。(当時のことを思い出せないが、まるっきりフリーだったのに考えられない!たぶん当時の殺人的な仕事を調整する力と調整しようという余裕がなかったためかな?)

しかし次に彼女を見かけたのが意外な所だった。その1年か2年後かな。

沖浦監督の「人狼」は、公開前に海外でたくさんの賞をもらい、公開している映画館テアトル新宿は、次回の上映を待つ人で外にまで人が並ぶ盛況だった。

その日もやはり混んでいて、前の回の上映中から、次の上映が始まるまで、ロビーをぐるりとまわって、ジグザグに途中折り返し、さらに階段に列をつくっていた。(テアトル新宿をよく行く人はしっていますよね!)

ぼくは次の上映が始まるまでロビーに作られた列で一人並んで待っていると、折り返してきた列の向こう側にその彼女がいたのだ。彼女は一生懸命何かの本を読んでいて(よくみると押井守の関連本!!!)、僕に気がつかないようだ。僕は発作的に、本を読みだし彼女に気付かれないよう下を向いた。僕はだれか一緒にいるかとてもきになったけれど顔をあげることができなかった。劇場の中に入り、席を前方に確保し、振り返ると後ろの方に彼女が座っていた。どうやら一人っぽい。

別に「あ、久し振り」といえばよかったし、「元気!」とでも声をかけることはいくらでもできたはず。別にやましいことはまったくないのに、声が掛けることができなかった。もしかしてやましいことというか、気にいってくれたのに、僕から全く連絡しなくなったことに、バツが悪いというところなのか。

そのまま席を立てずに上映が始まった。

僕は気になって映画に集中にできなかった。

「どうしてこの映画を見に来たのだろうか?」と頭のなかが???だった。よっぽど映画が好きでなければ、この映画を見に来ないだろう。前に僕が映画好きだといってもあまり反応を示さなかったし、ぼくもあまり映画のことは触れなかった(実は前にあまりに映画の話ばかりをして、おんなの子から引かれた過去が僕にはある。)そして、あの時「マトリックス」を見たいと言ったのが、僕に気を使ってでなく、いやそんな僕をわかって選んだのかもしれない。いや彼女も見たかったのだ。そもそも押井守関連に詳しいのだ!(その時に読んでいた本が押井守関連の本であることはわかった)でも、僕に映画好きだとばれたくないためにメジャー好きを装っていたのだ。勝手に上映中に妄想していました(でもどう考えてもいくつかは間違っていないと今でも思う)

さらに、勝手に「彼女も本当は僕に気付いているはずだ!」と思い、やはり、彼女もバツが悪いだけなんだ、と妄想は続いた。

映画が終ったら声をかけに行こうと、決意した。明るくなったら声をかけよう。あれ!!こんなところでどうしたのって。

映画は終わった。エンドロールが終わって劇場は明るくなった。

僕はさりげなくだ、と思いながら席を立って、後ろを振り返ると、彼女がいた席はも空いていた。

いそいでロビーに出たけれど彼女はいなかった。そしてすぐに階段を駆け上がり外に出てを辺りを見回しても彼女の姿はなかった。

彼女も僕の事を気がついていて、先に席を立ったのかわかりません。なぜならそれ以降二度と彼女を見ることはなかったから。

ときどき思い出します。そして自分に問う。

とっても好きだったのに、なにもせずに逢わなくなったなったのはなぜだろうか?僕は自分の恋愛は不思議なことが多い。(だれしもかもしれないが)

まあ、単に縁がなかったのかな。と片づけるのは簡単だけれど。

きっと縁をつけるだけの力が当時なかったのでしょうね。前のもちょっと引きずっていたみたいだし。

まあ、そんなことを思い出したのです。

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