2008年5月12日 (月)

人狼 マトリックス むかし好きだった人

題名でよくわからないことを書いてしまいましたが、今回は映画にまつわる私的な話です。この前に書いた中で「人狼」が出てきたのでつい、思いだしてしまったのです。

もう何年も前の話だったけれど、僕は同僚の友達から女の人を紹介されたことがある。その前にも、後にも紹介されたことがあるけれど大抵その場で終わりでした。(おせじでもいい人はあまりいなかった。)

当時若かった(でもないが・・)僕は、とっても話やすく、いやみな人でもなく、明るくて僕好みの人だったので、とてもうれしかった。が、それで逆に緊張してしまった。つまり表面だけの話しかできなかった。(まあ最初はそうだよね。誰でも!)

ただ彼女の方も僕のことを気に入ってくれていて、僕が映画好きだということをわかったみたいで、では最初に映画を見に行こう、ということになった。

僕の好きなジャンルでデートを選んでくれたので、僕は彼女に対して何が見たいか好きな映画を選んでいいよと聞くと、いくつか出て、彼女の選択で最終的にマトリックスにいくことになった。この時に僕は、彼女は映画好きな僕に気をつかっていると思っていたのでした。

彼女とは、本当にその映画を見て、お茶しただけだった。他の友達とみんなで飲みに行ったりしたが、なぜか付き合うことをしなかった。(当時のことを思い出せないが、まるっきりフリーだったのに考えられない!たぶん当時の殺人的な仕事を調整する力と調整しようという余裕がなかったためかな?)

しかし次に彼女を見かけたのが意外な所だった。その1年か2年後かな。

沖浦監督の「人狼」は、公開前に海外でたくさんの賞をもらい、公開している映画館テアトル新宿は、次回の上映を待つ人で外にまで人が並ぶ盛況だった。

その日もやはり混んでいて、前の回の上映中から、次の上映が始まるまで、ロビーをぐるりとまわって、ジグザグに途中折り返し、さらに階段に列をつくっていた。(テアトル新宿をよく行く人はしっていますよね!)

ぼくは次の上映が始まるまでロビーに作られた列で一人並んで待っていると、折り返してきた列の向こう側にその彼女がいたのだ。彼女は一生懸命何かの本を読んでいて(よくみると押井守の関連本!!!)、僕に気がつかないようだ。僕は発作的に、本を読みだし彼女に気付かれないよう下を向いた。僕はだれか一緒にいるかとてもきになったけれど顔をあげることができなかった。劇場の中に入り、席を前方に確保し、振り返ると後ろの方に彼女が座っていた。どうやら一人っぽい。

別に「あ、久し振り」といえばよかったし、「元気!」とでも声をかけることはいくらでもできたはず。別にやましいことはまったくないのに、声が掛けることができなかった。もしかしてやましいことというか、気にいってくれたのに、僕から全く連絡しなくなったことに、バツが悪いというところなのか。

そのまま席を立てずに上映が始まった。

僕は気になって映画に集中にできなかった。

「どうしてこの映画を見に来たのだろうか?」と頭のなかが???だった。よっぽど映画が好きでなければ、この映画を見に来ないだろう。前に僕が映画好きだといってもあまり反応を示さなかったし、ぼくもあまり映画のことは触れなかった(実は前にあまりに映画の話ばかりをして、おんなの子から引かれた過去が僕にはある。)そして、あの時「マトリックス」を見たいと言ったのが、僕に気を使ってでなく、いやそんな僕をわかって選んだのかもしれない。いや彼女も見たかったのだ。そもそも押井守関連に詳しいのだ!(その時に読んでいた本が押井守関連の本であることはわかった)でも、僕に映画好きだとばれたくないためにメジャー好きを装っていたのだ。勝手に上映中に妄想していました(でもどう考えてもいくつかは間違っていないと今でも思う)

さらに、勝手に「彼女も本当は僕に気付いているはずだ!」と思い、やはり、彼女もバツが悪いだけなんだ、と妄想は続いた。

映画が終ったら声をかけに行こうと、決意した。明るくなったら声をかけよう。あれ!!こんなところでどうしたのって。

映画は終わった。エンドロールが終わって劇場は明るくなった。

僕はさりげなくだ、と思いながら席を立って、後ろを振り返ると、彼女がいた席はも空いていた。

いそいでロビーに出たけれど彼女はいなかった。そしてすぐに階段を駆け上がり外に出てを辺りを見回しても彼女の姿はなかった。

彼女も僕の事を気がついていて、先に席を立ったのかわかりません。なぜならそれ以降二度と彼女を見ることはなかったから。

ときどき思い出します。そして自分に問う。

とっても好きだったのに、なにもせずに逢わなくなったなったのはなぜだろうか?僕は自分の恋愛は不思議なことが多い。(だれしもかもしれないが)

まあ、単に縁がなかったのかな。と片づけるのは簡単だけれど。

きっと縁をつけるだけの力が当時なかったのでしょうね。前のもちょっと引きずっていたみたいだし。

まあ、そんなことを思い出したのです。

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2007年2月13日 (火)

夢の話1 いつか見た夢「T-PXの女(ひと)」

「夢の話」シリーズを書くことにしました。

「夢の話」とは、そのものでみゅうが見た夢をそのまま書いてしまうという夢日記みたいなものです。

みゅうは、時々夢をみます。

現実だか、夢だか、夢の中でわからないときもあります。夢の中で、ああこれは夢なんだな~と気付いていながらみていることもあります。

そんなみゅうの夢の日記です。ただのみゅうの夢の話なのです。

この間の引越しのときに、昔書いていた日記なるものが出てきました。あまりにもくだらない夢だったせいもあり、その日記に記録していたのです。なぜそんな夢をみたのかは、全く知る由もないし、夢判断に精神分析をゆだねようとも、あまりに複雑すぎてわかりません。また、話を作ってもいません。ちなみにこの夢を見て起きたときは、なぜか、ボー前として、なにが起こったのかわからない状態でした。そしてなぜこんな夢をみたのかが、不思議でたまらなく、記録したのでした。

では、第一回「T-PXの女(ひと)」をお楽しみください。

(ちょっと長いです。このために、一ヶ月更新ができませんでした。すみません^^;>)

夢の話 1 「T-PXの女(人)」

僕の知人で知っているような、あまり仲がよくないような、でも時々話す女性の先輩から、意外な申し出があった。

「あなたに女性を紹介するわ」

僕は思わず、

「いえいえ、いいですよ。」と手を振りながら言うと「だからダメなのよ。会ってもないのに断ったらだめでしょ。」と言われた。

僕はそんなものかな、と思って素直に「わかりました。でもどん人ですか?」と聞くと、彼女は「そうそう、その人は「T-PXの女」と呼ばれているのよ。」といった。

「T-PX??って何のことですか?」と首をかしげながら彼女に聞いた。

「T-PXっていうのは、伊豆の方からくる列車の名前のことで、この列車に毎日乗ってきて東京の会社に通っていたからよ。すごく時間が掛かるんだから。」

「へぇ、そうなんですか」ぼくは、毎日そんなにして通っていたとしたら、それは真面目な女の人なんだろうなと思っていた。

「今もまだ、T-PXに乗って通ってくるんですか?」と聞いたら、「いえいえ、彼女はもう会社を辞めて、家業の旅館業に精をだしているの。」

僕はそこまで聞くと、なにか嫌な感じがして、おもわずなにかを言おうとしたけれど、彼女は全てをわかったような口調で僕より先に言い出した。

「そうよ、会うためには、T-PXにこちらが乗っていかなければならないのよ。」

僕は大変なことになったと思った。T-PXに乗って伊豆の方までいったら、帰ってこれなくなる。泊でいかないといけないのでは、と瞬時に頭の中をよぎったからだ。

「そんな遠いところまで、行けないですよ。」というと、「あなたのことでしょ。自分で決めなさい。」となぜか、強引な言われ方をした。

自分で決めなさいといわれると、なぜか負けず嫌いの部分が頭を出てくる。

「じゃあ、行ってみます。」と言ってしまった。

彼女は、「では、T-PXの女に連絡を取っておくわね」とすがすがしく言った。

僕は、それから「T-PXの列車」に乗り込んだ。窓から見る海の青さ、そして水平線がすごく綺麗。これは太平洋だなっと心の中で思った。

目的地まで着くまでにすごく時間が掛かった。とても疲れて、とんだところまで来てしまったなと。

なぜなら日はもう翳ってきているからだ。

「T-PXの女(ひと)」がいる旅館は、なんだか知っているような気がしたのですぐにわかった。その旅館は三階建ての古いでも鉄筋コンクリートのそれほど大きくない建物だった。

「すみませーん」と玄関で声を出すと、仲居さんではなく、お手伝いさんのような人が出てきた。「私は●●ですが・・・今日はここに予約にしてきたわけではなくて・・・泊まりに来たわけではなくて・・」

僕は、先輩からT-PXの女としか聞いていなかったので、名前、苗字は聞いていなかったことを思い出した。なんていえばいいのか困ったのである。(それでも旅館は知っているのような気がした。)

そのお手伝い風の仲居さんは、事をわかったようで「ああ~お嬢さんですね。」というと、「どうぞこちらに」と僕を玄関から上がらせると、廊下の奥にある暖簾をくぐり部屋に案内された。

旅館の奥は、普通の家の居間で、木の柱もあれば、襖もあり、箪笥もあれば、テレビもある。

その小さな部屋で、しばらくお待ちくださいといわれ、「お嬢さ~ん」と言う声とともに、お手伝いさん風仲居さんは部屋からでていった。

そのままその部屋で立っていると、まるで隣の部屋で待っていたかのようにお嬢さんと呼ばれるT-PXの女が現れた。

T-PXの女はあまり、背はあまり高くなく、髪は肩まで、すこしぽっちゃりとして目が細い人だった。なるほどこれが、T-PXの女か。でも毎日T-PXを乗って東京の会社に通っていたほど強い体力はなさそうだな。いやいやそれでも芯の強そうな所がありそうだ。

ただ、その目は下を向いているだけで、こちらの目とあわそうとしない。

おもむろにT-PXの女は別の方向を見て「こんにちわ」と言った。僕は「はじめまして」と言い返した。

こちらにどうぞ、T-PXの女がいう。僕はなんか旅館の部屋に案内される客の気分になってしまった。

案内しているときにT-PXの女は「今日は実は私が学生時代に所属していた倶楽部の合宿がこの旅館でやっていて、ちょっといそがしいんで」と相変わらず目を下にしてこちらを見ずに話をしている。

僕はちょっと嫌な気分になった。すこし失礼ではないか?だったら僕が来ることを今日はやめてほしいと、先輩に言ってくれればよかったのに。と思っていたからである。

でも沈黙がつづきながら歩いていたので、僕は何か会話をしなきゃと思い、「そうですか?なんの倶楽部ですか?」とT-PXの女に覗き込むように聞いた。

「囲碁将棋部です。」とそっけなく言った。

「囲碁将棋部?!」と思わず僕は叫んでしまった。叫んでしまった後、向こうの失礼なことなんか忘れてしまい、なんかこちらがすこし失礼な事をしてしまった気がした。

「まあ、合宿しているんじゃ大変ですね。」と僕はとりつくろうように言った。

「なので2階は全部今日は埋まっています。3階を案内します。」と相変わらずこちらを水に余計そっけない声になっていた。

僕はなんか悪いことを言ってしまったような気分で、T-PXの女の気分を害してしまったと思い、相変わらず愛想のないT-PXを見ずに、そのまま顔を下向きにして後についっていった。

3階は狭かった。ここは単なる布団部屋かと思うほどで、3畳くらいのスペースしかなく、暗かった。

先に部屋に入ったT-PXの女が慣れた手つきで窓を開けると、窓はベランダがあるほど意外に大きく、そして外はまだ明るく、その日差しが部屋の中に入ってきた。

窓の外の景色は、遠くに青い海が見える。海の手前にはコンクリートの堤防があり、そこから窓先までなにもない荒地だ。

「ずいぶん海が遠いのですね。」と僕は言った。言った後に、またイヤミと誤解されてはいないだろうかと後悔をした。なぜか、「この前になにか建ったら、海がみえなくなるだろう。」ということを心に思っていたからだ。

T-PXの女は「ここは鳥が飛んでくるのだから、建物は建てられることはありません。」とこちらの心を見透かすように、それでいて愛想のない言い方だった。

僕は鳥ってなんだろう?とっさに頭の中で思った。その頭の中にでてきたのが鶴だった。僕はそのことを言おうとしたのだが、でも尋ねる前にT-PXの女は、「合宿がありますので」とそそくさと目もあわせず、お辞儀もせずにいなくなってしまった。

窓の外をみていたが、鳥は一羽も飛んでおらず、また荒地のどこかに羽根を休めている鳥も一羽もみつけることができなかった。

次の日(なぜか次の日という展開、所詮、夢の中だから話が飛ぶのですよ!!)の朝、早く目が覚めて、窓から相変わらずの荒地と、その先の海を見ていたら、突然、襖を開けてT-PXの女が入ってきた。

「これから、合宿のメンバーで海まで走るのですが、一緒にいかがですか?」といわれた。

囲碁将棋部なのに走るのか?と頭をよぎったけれど、僕は初めて目を見られてしゃべられたので、そのまま勢いで「はい、いきましょう。」と言ってしまった。

旅館の外にでると、すでに囲碁将棋部のメンバーは、男女あわせて1ダース程人数がいて、走る前の準備体操をしていた。

僕が準備体操をして、走る準備をすませると、T-PXの女は大きな声で「さあ、みんないくわよ!」というと、囲碁将棋部の面々は「お~!」と言って2列で走り出した。

僕は、一番後ろを走っていた。隣はT-PXの女だ。

ゆっくりした走りはとても気持ちがいい。走りながら「最近では、囲碁将棋も体力は大切なんですかね。」と隣のT-PXに聞いた。T-PXの女は「そうですね。大切なんですよ。」とうなずきながら、こちらを見て答えた。走りながらそんなものかと僕は思っていた。

海風がとても気持ちいい。荒地の隣をゆっくり走っている。

走りながら隣のT-PXの女は「あっ!」指を差しながら言った。指の先の遥か向こうには、大きな翼をした鳥が海に向かって飛んでいた。それをみて僕も「あっ!」と叫んでいた。

僕はこれが昨日言っていた鳥なんだと思い、鶴かどうかを確かめたかったけれど、陽に向かって影となっているので、鳥ということしか分からない。

「めったに見ることはできないんですよ。」とT-PXの女は隣で言った。

「そうなんですか。」と僕がいうと、「そうなんです。」といった。

そのとき僕は、T-PXの女と目が逢った。そしてT-PXは初めて笑ってくれた。僕もつられて自然と笑顔になった。

一行は海の堤防の所に到着した。堤防は2メートルくらいの高さで、45度くらいの傾斜がついている壁だ。誰かが「到着!休み!」というと、ゆっくり走っていた一団が歩くようになり、そして堤防の前で止まった。

囲碁将棋部の人たちと休んでいると、T-PXの女は一人でのっさのっさと、堤防に登っていった。

堤防の上までいくと、僕の方を見て「とてもきれいよ。上がって見てみたら?」といった。

僕は堤防から少し離れて、助走をつける感じで傾斜の部分を勢いをつけて上がってみた。すると目の前に海が広がった。

「とてもきれいですね。」とぼくは言った。

堤防の下には、テトラポットがいくつも組み合わされて、波を受けていた。

「風が気持ちいいでしょ。」とT-PXの女は言うのと同時に僕も、「とても風が気持ちいい。」といった。

同じ事を一緒に言ったということだろうか。僕とT-PXの女は一緒に笑ってしまった。なんか一体感を感じていて、そのまま風を受けながら二人で海の上を飛んでいる鳥を見ていた。

しばらくたつと一団は、再び走り始めた。先ほど走ってきた道ではない。登り道を走っていた。

「どこかにいくのですか?」と僕は隣を走っているT-PXの女に聞いた。

「ええ、今度は丘の上に。」

なるほど、あたりを見回すと道はなくなり、その変わりにあたりは芝生になっていた。そのまま一行は芝生の坂をどんどん上っていった。

町の人々だろうか。芝生の上に思い思いに布を広げて、寝そべっている人、座っている人たちがいる。のんびりしている。

「休憩!」と前の方で号令が掛かった。一団は丘の上の坂道で止まった。

後ろをみてみると、だいぶ上に上がっている。海が下に見えている。緑の丘の間から見える青い海。白い水平線。そして青い空。

僕等はリラックスしていた。

そのときだった。どこかで声がした。

「さあ、さあ、みんな帰って、帰って。」

誰だろう?僕はあたりを見回した。

ジャンパーを着ているいかつい兄ちゃんが、大きな声を出しているようだ。

休んでいる人たちに威圧をかけて、追い払おうとしている。もの凄くいかつい顔をして皆を追い払っている。

なんで追い払っているのだろう。僕は他人事のように見ていたが、だんだん彼が近づいてくるのを見て、それが他人事で無いことを自覚していった。

ついに我らが囲碁将棋部の所にジャンパーを着た男が着た。

「さあ、帰った、帰った。」と厳つい顔をしながら言った。

腰を降ろしていた囲碁将棋部の連中も、仕方なく立ち上がった。

僕も両手でお尻についた土を振り払いながら立ち上がった。

「ほら、のろのろするな!!。」厳つい男は僕を見て言っていた。

突然、僕の後ろで大きな男の人の声がした。

「君は一体なんの権利があって、みんなを追い払っているんだ。ここは、みんなの広場だぞ。」

その男は、何故か背広を着ていて、年の頃は40歳くらいで頭は、7:3分けの中肉中背のごく普通にいる男だった。僕の後ろにいたのか、いつのまにか僕の横隣まで歩いてきた。

「おうおう、なんだなんだ。上等じゃねえかよ。」

「上等もなにもない、ここはみんなの場所だ。君みたいな人に言われて、この場所を離れる訳には行かない。僕等は自分達がいたい時まで、ここの場所にいる。」

彼は僕の隣で叫んでいて、彼と一緒と思われているようだった。その証拠に厳つい男は、背広の男と僕を交互にガンを飛ばしていた。

「おう、いい根性しているじゃないか。兄ちゃん達よ。」やっぱり一緒にさせられている。

「わいが、どこのもんか分かって言ってんやろな。」

「ああ、でもみんなに嫌がらせをするはやめていただきたい。」背広の男はゆっくり強く言った。

巻き込まれた!と思ったが、もう遅い。もうこうなったら背広の男の仲間を振舞うしかない。僕も厳つい男をにらんだ。厳つい男は一歩下がった。

「なんや、二人で卑怯だぞ。こちらは一人だ。ちょっと待っていろよ。仲間をこっちも連れてくるからな。待ってろよ。」

「ああ、待っているとも。僕等は逃げずにここにいるぞ!」背広男は脅すように厳つい男に言った。

厳つい男はあっけなく、走っていなくなった。

でももう、芝生の丘には背広男と僕と、P-TXを含めた囲碁将棋部しか残っていなかった。空はいつの間にか灰色の雲が掛かっていた。

P-TXの女は心配そうに僕らを見ていた。

「さあ、みんなも今のうちに逃げてください。」背広男は皆に大きな声で言った。

「後のことは、僕ら二人でなんとかします。大丈夫ですよ、僕らは大人です。」

囲碁将棋部の面々は、怖がっており中には青い顔をしている者もいた。僕は何がなんだか分からないけれど、面々に「早く旅館に戻って」と言っていた。

囲碁将棋部の面々と、P-TXの女は丘を降りて行った。P-TXの女は最後までこちらを振り返り心配そうな顔をしていた。

やがて面々も見えなくなっていった。

丘の上には、僕と背広の男の二人しか残っていなかった。

「さて、僕もそろそろ引き上げるかな。君も引き上げた方がいいよ。」と平然と背広の男が言った。

「さっき待っているといったんじゃないですか?」

背広男は笑いながら言った。「何言っているんだね。彼らはここの地元では凄く力を持っているんだよ。こんなところで待っていたら、何されるか分かったモンじゃない。しかも仕返しするまで、どこまでも追ってくるからね。」

ふいに僕の方にに顔を向けて

「なら、君はここにいたまえ。なぜなら、彼らは必ず仕返しをする。ここで君がいてくれて独りで仕返しを受けてくれれば、彼らはそれで満足して、ここに居た人たちに危害を加えることはないだろう。でも君が僕と一緒に逃げてしまったら、彼らはここに居た人たちを探し出して、一人一人に嫌がらせをするだろう。」

そして、背広の男はネクタイを直しながら「そのほうが僕も嫌がらせを受けずにすむしね。」と僕を見ながら笑っていた。

僕の方に一回も振り返ることは無く、背広の男は、そそくさと丘を降りて去っていった。

僕は一人になって丘の上に立っていた。空の雲は灰色に立ちこめて、今にも雨が降ってくるような冷たい風が僕の頬をかすめた。

ぼくは、ここに居るのだろうか。降りてしまった方がいいのだろうか。

降りた方がいい。と思ったそのとき、僕はP-TXの女を思い出していた。

そう思うと何故と僕の足が吸いたように、動くことができなった。

僕は上を向いて灰色の空を見てみた。雲は重く、静かに動いていた。ふと何かの影が見えた。

鳥だった。

鳥は、鶴ではなかった。でも大きな鳥だった。

空をゆっくり羽ばたいて、海に向かって飛んでいった。

ああ、そういえばなんていう鳥かP-TXの女に聞くのを忘れていた。

そう思い出すと同時に僕は何故か、P-TXの女が来てくれるような気がした。

灰色になった海を見つめながら、厳つい男が連れてくる人々を待っているのではなく、僕はP-TXの女を待っているような気がした。

どこかで鐘がなる。重く垂れ込んでいる雲に響いていた。

鐘の音はどんどん大きくなる。さらに大きくなる。

ここで僕は目が覚めた。

以上 夢の話しでした。

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2006年8月14日 (月)

映画検定受験!! 受験者データ PART4

キネマ旬報総研のページに受験者データが出ていましたね。

ちょっとデータを見てみると

男性 5611名、女性 3019人 性別不明 4名(なぜ?!!!)

最年長78歳、最年少11歳

4級合格率:67% (平均点44点) 

3級合格率:39% (平均点38点)

2級合格率:23% (平均点35点)

だそうです。

●4級は平均点がもうすでに合格点になっている。

●2級と3級は平均点が近いのに合格率が2倍近く違う。

つまり2級合格の70%(42点)を越えている人が少ないが、惜しい点で不合格となった人が多いということになりますね。合格の分布をもっと詳しく見たい気がしますけどね。

こうなると、級別性年齢別に結果を見たい気がする。年齢層はどうなっているのか?

11歳の人はどうなったのか?

460人のうちどれだけが、1級に挑戦するのだろうか?

少なくとも映画に興味がある人の分布がよくわかってくるような気がしてきます。

まあ、それを知ってどうする(笑)ってことにもなりますが。。。。

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2006年7月 6日 (木)

映画検定 受検!!PART2 自己採点しました。

さて、今日発売されたキネ旬に、6月25日に受験した映画検定の解答が掲載されていた。
みゅうは、キネ旬購読者であるので、もちろん購入。
早速、自己採点をしてみた。
結果は以下のとおり。(いずれも問題数60問です)

4級 正解数57問 (正解率95.0%)
3級 正解数55問 (正解率91.7%)
2級 正解数46問 (正解率76.7%)

3級までは、合格確実だと思われるが、2級は合格ラインが7割か、8割で違ってくるかな。
(テレビでは、合格ラインが7割といっていたけれど・・・公式HPでは、ある程度の一定基準と言っていたので・・・・微妙)

やっぱり、好きな映画、好きなジャンルがあるので、素直に見ている人にはやはりつらい。
試験問題でおもしろかったのは、2級の以下の問題

70年代のアイドル山口百恵には映画主演作も数々あるが、その多くが
文学作品を原作とする文芸作品であり、のち結婚した三浦友和との共演作で
あった。さらにそれらの多くがリメイク作品とも呼べる、過去に映画化された
題材であったことも特徴に挙げられる。次の(ア)~(エ)の山口百恵主演作の
中で、前述のような”原作が小説””三浦友和共演””リメイク作品”の3条件を
備えていない作品はどれか。
(ア)絶唱
(イ)泥だらけの純情
(ウ)炎の舞
(エ)天使を誘惑

みゅうが子供の頃にやっていた中で知っているのは「泥だらけの純情」のみ。
この作品原作があるかも知らない。

こんな問題わかるわけないだろ!!!しかも問題がクドイぜ!!
なぜ、「潮騒」「古都」「春琴抄」が解答の中にでてこない!!!
映画ファンのみならず、山口百恵ファンでもどうなの?この問題。

ってつっこみをいれたくなる。
そういえば三浦友和主演で「黄金のパートナー」っていうのがあったな。
たしかこの作品は山口百恵ではないし、フランス映画「冒険者たち」の焼き直しだったな~。なんてことを考えながら、わからない場合は(ウ)と決めて受験をしていました。
(ちなみに正解は(エ)だそうです。これだけリメイクではないそうな~そんなことはどうでもいいか!!)

と、どう考えてもわからない問題が何問かありましたね。
受かっているかどうかは、わからないけれど。
受かっていたら、多分年末の1級にも受験してみようかと思うが、どう考えても、2級が限界かもしれない。

みゅうはIT関連会社に勤めているので、資格試験はベンダ資格というものを結構頑張ってとりました。(まあちょっと過去で、しかも失効しているのが多い!!)
そのとき程プレッシャーもなく、まあ楽しく受験できたかな。

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2006年7月 2日 (日)

映画 チャップリン等500円 サンセット大通り

今日、映画の帰りに、ぶらりと池袋の旭日屋書店に行ったのだが、そこでびっくりしたことがあった。噂には聞いていたのですが、いざ見るとなんとなくショック。

昔の映画のDVDが正式価格500円で売っているのだ。その中にはチャップリンの主な作品もあるし、市民ケーン、第3の男、カサブランカ、望郷、モロッコ、汚名、・・・といった作品郡。

まあ、手軽に入るという点ではいいのだが、なんかねえ。ありがたみがないというか。

多くの人の人生を変えた映画たちなので価値が落ちるとどうしても考えてしまう。まあ小説でも文庫本は500円くらいだし、それを考えれば同じかな。

他の作品も500円ならば納得するのだが、最近のあきらかにつまらん映画のDVDが3900円くらいだったりすると、やはり矛盾を感じてしまう。

僕は思わず大好きな「街の灯」「黄金狂時代」「独裁者」のチャップリンの作品3本と、この間、映画検定にも出た「サンセット大通り」を買ってしまった。

「サンセット大通り」は予想通り面白かった。金のない脚本家の死体が浮かんでいるところから、始まっている。そして過去に帰り、脚本家が生きているところから始まる。このパターンはよく見たことがあるのだが、おそらくこれが最初なのだろう。借金苦の脚本家がひょんなことから、元女優に家にとどまることになり、囚われの身になっていき・・しかしそこでのなに不自由のない生活に熱いものを感じられることがない彼は、友達の恋人がかつての自分の作品を認めて、一緒につくりたいと言われて頑張って見るのだが、元女優がそんなことを許さず、といった具合なのだが、さすがビリーワイルダー。見せる見せる。

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2006年6月27日 (火)

つぎの電車

つぎの電車

次のに乗ると、君は急に言いだし、電車を見送ると何も話さず、二人はホームに立ち尽くしていた。

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2006年6月26日 (月)

映画検定 受験!!

映画検定を受験してきました。

場所は、五反田の立正大学。

どうして受験しようと思ったか、というと理由は二つ。

一つは、これからのコンテンツビジネスに対応するため。一応みゅうは仕事でもビデオ・オン・デマンドのシステムインテグレータ等もやっている。持っていたら信頼感が増すと思ったこと。

もう一つは、自分の趣味である映画についてどのくらいの知識があるのだろうか?という素朴な疑問の為。

今回は4級、3級、2級と三つの級の受験がありました。みゅうは目標2級だけれども、どれかに引っかかりたいし、レベルがまだあまりわからない為、全部受験してみることにしました。

試験は4級が10時半から45分、3級が13時から45分、2級が15時から45分と、結局一日がかりになります。朝10時に立正大学に着くと、わぁ人が一杯。しかも意外に若い人が多い。大部分が20代みたい。大学の入口は並んで列になっている。テレビ局もどこかが来て、列を写している。4号館の2階の部屋に着くと、すでにほとんどの人が席についている。どうやらこの部屋は僕と同じように、4級、3級、2級と全て受験する人が集まっているようだ。

テストはマークシート方式60問。さて問題文が配られ時間になると、4級試験スタート。

4級の問題はアッという間に終わってしまった。時間の残りは25分くらい。ただわからないというか、不安なのが4問のみ。(最近の韓国映画は知らないぜ!)これはいけるかな。

その後、一旦教室を出て、どこかで食事を思ったが近くのラーメン屋はもう一杯。ベローチェが見えてきたので、まあサンドイッチと珈琲でいいか。と店に入る。品物を買って席に座ると周りは、みんな映画検定のテキストブックを読んでいる。これから3級を受験する人たちであろう。まあ席に着いたら、サンドイッチとコーヒを飲みながら、おもむろにテキストブックを出して読み始める。というのはなぜかというと、先ほどの4級の問題の半分くらいはこのテキストブック、問題集からでている。つまり問題集の問題がほとんどそのままでている。覚えていて損はないだろう。

13時近くなったので、そこを出て再び立正大学へ。席に着き教室を見守ったが、4級から一人も変わっていない。

試験内容は、4級との違いは明らか。3級の方が問題に出てくる作品の時代が、映画が始まったころから、現代までと幅がひろくなっている。日本映画でも時代劇。外国映画でも映画創生の頃の作品。30分弱で全て回答が終わってしまった。不安に思う箇所を数えてみると8問程度。これはどうなのだろう。8割以上になるとは思うが。やはり問題集からは、ちょっとひねって、半分くらいでているかな。

さて次の15時の2級に照準を合わせる。2級の問題集はちゃんと押えておかないと。先ほどのベローチェに行き、問題集をふたたび開く。

15時近くなったので、再度試験会場へ。もうみんな席についている。試験が始まると、これは、回答がわからない問題が多い。しかも問題をよく考えさせる。この試験では、不安に思え、答えを出せない場所が18問。う~ん。これはちょっと合格に遠いかな。アメリカの映画会社の歴史のところは、さすがにわかりません。

試験が終わると、どんどん人がでてくる。あれれ、いつの間にか年代がどう考えても30代以上の方ばかり。つまりおじさん、おばさん世代。よくいえば、LEON、ニキータ世代の人たち。いやいや、普通に文芸座に見にいって、となりの席に座っていそうな人たち。やはり若い人たちは2級は受けないのだなと思っていると、自分も出てくる人たちとなんら、かわらないおじさんになっていたのだと思い返してしまう、今日この頃でした。

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2006年5月15日 (月)

カーブの先

カーブの先

もしかすると、あの先に辿り着けるところがあるかもしれないと。でも僕の前にはカーブがあるだけ。いつのまにか、同じところを歩いていたみたいだ。

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2006年5月11日 (木)

過ぎ去りし

過ぎ去りし

純粋な心で、偽りの言葉を告げた。誰も傷つくことがないように。もう誰もいないけど、僕だけが此処に残っていた。やけに喉が渇く。

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2006年5月 9日 (火)

迷子

迷子

君はどこにいるの?出会った頃の扉を探しているぼくが迷子。 それとも太陽が迷子? けれど、その扉を開ければ生まれたばかりのカササギがみている、月の夢明かりがきっと君を見つけだす。

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